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大垣日大が希望枠初の決勝進出/センバツ

決勝進出を決めた大垣日大ナインは大喜びでスタンドに駆け出す(撮影・藤尾明華)
決勝進出を決めた大垣日大ナインは大喜びでスタンドに駆け出す(撮影・藤尾明華)

<センバツ高校野球:帝京4-5大垣日大>◇2日◇準決勝

 春夏通じ初出場の大垣日大が、希望枠としても初めて全国制覇に王手をかけた。初戦から1人でマウンドを守る森田貴之(3年)が帝京の強力打線を相手に踏ん張った。

 試合前、阪口慶三監督(62)から「楽しむだけでいい。徹底して打たれてこい」と言われた。森田は「あれで気持ちが楽になった」。6回にはバッテリーの判断でスクイズを外し、ピンチを脱した。甲子園では初となる阪口監督と敵将・前田監督の「名将対決」が注目される中、主役は大舞台で成長を続ける森田ら選手たちだった。

 学校側が、東邦(愛知)で24度の甲子園出場経験のある阪口監督を招き強化に乗り出したのが2年前。新体制での船出直後にセンバツを制覇したばかりの愛工大名電(愛知)と練習試合で対戦したが4-18の完敗。歴然としていた全国の頂点との差を2年で縮め、決勝のグラウンドに立つ。

 甲子園入り後、サインが1つ増えた。「笑え」だ。阪口監督が考案し、バッテリーも使い始めた。今大会4試合計523球を1人で投げ、疲れも見える森田だが「先生(阪口監督)を胴上げしたい」。決勝も先発が確実。頂点に立ち、サインなしで最高の笑みを浮かべてみせる。【八反誠】


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