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大垣日大、恩返し星で4強だ

 大垣日大(岐阜)が4月1日、4強進出をかけ関西(岡山)と対戦する。3月31日、大阪・高槻市のグラウンドで練習したナインは、今大会限りで退任する永井幸平部長(60)に恩返しの白星を贈ることを誓った。本来なら3月31日付けで定年退職するはずだったが、快進撃で任期延長。1日でも長く甲子園を楽しんでもらう。

 うれしい誤算に永井部長は喜びを隠せなかった。3月いっぱいで定年退職が決まっていたが、大会中は快進撃を続けるチームに帯同することになった。「4強? そんなことになったら夢の夢ですね。1日でも長くいたいです」と話した。

 準々決勝を翌日に控えた大垣日大ナインは、ノック、打撃練習など3時間の練習を行った。ふだん以上に明るい雰囲気だったのは、永井部長が関西戦も見守ってくれることが決まったからだ。主将の小林和稔外野手(3年)は「とても温厚な人。2年前から(定年を迎える)部長さんを甲子園に連れて行こうとみんなで言ってきた。少しでも長く一緒にいれたらいいですね」と力を込めた。

 永井部長は05年、阪口監督の監督就任とともに部長に就任した。教頭や教務主任の経験を買われた。普段は数学教師として教壇に立ち、野球部では陰でチームを支えてきた。バスの手配や大会本部との折しょう…。そんな姿はナインの発奮材料になっていた。

 永井部長は、甲子園初勝利を挙げた3月28日の北大津戦では「呼吸ができないほど感動した」と喜びを爆発させたという。「校歌がこんなに甲子園で歌えることになるとは教師冥利に尽きますね」。夢心地を少しでも長く味わってもらおうと、大垣日大ナインは必勝態勢で臨む。【桝井聡】


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