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菊川・田中、怪物中田相手にど真ん中勝負

バッテリー担当の佐野部長(右)の話を聞く常葉学園菊川・田中(左)ら投手陣
バッテリー担当の佐野部長(右)の話を聞く常葉学園菊川・田中(左)ら投手陣

 センバツ高校野球で県勢24年ぶりに8強入りした常葉学園菊川が31日午前11時、準々決勝で大阪桐蔭(大阪)と対戦する。バッテリー担当の佐野心部長(40)は「平成生まれの名勝負を見せる」と断言。左腕エース田中健二朗投手(3年)に対し、高校通算74本塁打の中田翔投手(3年)への真っ向勝負を指令した。

 打てるものなら打ってみろ! 2回戦で強豪・今治西を相手に毎回の17三振を奪ったエース田中が、同じく2回戦で2打席連続本塁打の怪物・中田に勝負を挑む。佐野部長は「今までやってきた集大成。ど真ん中で真っ向勝負させる。四球は白ける。三振か本塁打でいい。どこまでも逃げさせない。平成生まれの名勝負を見せる」と断言。初めて出場全選手が平成生まれとなった大会で、新たな名勝負誕生を約束した。

 ど真ん中投法は、元中日の佐野部長がバッテリーを担当した新チームから取り組んできた練習方法だ。星野仙一日本代表監督が、中日監督時代に名左腕の今中、山本昌を鍛えた育成方法。「甲子園の大観衆の前でやらなければ、何のために来たのか分からない」と佐野部長。満員となるのは確実だ。大舞台での三振斬りで、田中が中田からヒーローの座を奪い取る。

 田中はブルペンで変化球を交え、30球の最終調整を終えた。「調子はいつもと変わらない。甲子園でも緊張もしないし、次も同じ。名勝負? できたらいいけど無理ですね」と、冗談交じりに笑い飛ばした。19日の大阪入り後は硬い表情が目立っていたが、久々に自称“おちゃらけ系”の素顔をのぞかせた。

 フリー打撃でさく越え5発と好調な石岡諒哉捕手(3年)も、攻守で田中の強力サポートを約束した。「(投手中田は)どのボールもいいが(田中に)5、6点取ってあげたい。(リードは)逃げたら負け。強気強気でいって、しびれる勝負をしたい」。今大会無三振の怪物を倒し、常葉学園菊川が4強入りを決める。【斎藤直樹】


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