センバツ高校野球

nikkansports.com

このページの先頭




ホーム > 野球 > アマチュア野球 > センバツ高校野球


大垣日大、秘蔵っ子「メリーさん」で8強

大垣日大・箕浦は1回2死一、三塁、勝ち越し内野安打を放つ
大垣日大・箕浦は1回2死一、三塁、勝ち越し内野安打を放つ

<センバツ高校野球:都城泉ケ丘1-4大垣日大>◇30日◇2回戦

 初出場の大垣日大(岐阜)が、阪口慶三監督(62)の秘蔵っ子で「メリー」のニックネームを持つ箕浦和也捕手(3年)の攻守にわたる活躍で、8強に進出した。箕浦は、打っては3安打、守っては好リードで4-1の勝利を演出。阪口監督は東邦監督時代の77年夏に「バンビ」こと坂本佳一氏(現会社員)を擁して準優勝しており、さらなる快進撃を予感させた。

 大垣日大・阪口監督のとっておきの武器は「バンビ」ならぬ「メリー」だった。東邦監督時代の77年夏にバンビの愛称で知られた坂本佳一投手を擁して準優勝したが、この日勝利を導いたのは当時のブームを知らない3年生捕手。監督から「羊のようにやさしいから」と、童謡「メリーさんの羊」から取ったニックネームで呼ばれる箕浦だった。

 初回から集中していた。1回裏、1-1の同点に追いつき、なお2死一、三塁のチャンス。遊撃へのタイムリー内野安打で勝ち越した。続く4回には投手強襲安打で3点目を呼び込み、7回にもレフト前ヒット。1回戦・北大津戦で2安打を放った好調を維持し、3打数3安打でチームの勝利を引き寄せた。同監督は「チームの要が3本ヒット打ったことでリード面で余裕が出た」と秘蔵っ子の活躍を喜んだ。

 守備でも好リードでエース・森田貴之(3年)を盛り立てた。初回に4連打されたが、ストレートを狙われていると判断すると、即座にスライダー中心の組み立てに変更。2回以降は相手打線をゼロに抑えた。4回には素早いモーションから一塁走者をけん制で刺す場面もあった。阪口監督が「箕浦のスピードとコントロールを見たら誰も走れないでしょう」と絶賛する強肩を見せつけた。

 甲子園出場が決まってから打順が7番から6番に浮上した。「期待にこたえたい。強気で声を出して森田を引っ張って行きたい」。初出場で8強進出した大垣日大を、気は優しくて力持ちの「メリーさん」が引っ張る。【桝井聡】

 ◆箕浦和也(みのうら・かずや)1989年(平元)9月14日、愛知県出身。船方小3年の時に「ホワイトフィリーズ」で少年野球を始める。当時は投手兼遊撃手。犬山中ではボーイズリーグ「江南ボーイズ」に所属し、捕手転向。大垣日大では春の県大会からベンチ入り。181センチ、78キロ。右投げ右打ち。

 ◆「バンビ」とは、阪口監督が東邦監督時代の77年夏、甲子園準優勝時の1年生エース坂本佳一氏のニックネーム。背番号「1」を背にスリムな体形でけなげに投げる姿が共感を呼び、いつしか「バンビ」という異名が日本中に広がった。初戦(2回戦)の高松商(香川)戦から決勝の東洋大姫路(兵庫)までの5試合を1人で投げ抜いた。決勝では1-1の延長10回裏にサヨナラ本塁打を浴び力尽きたが、その姿はいまも高校野球史に深く刻まれている。


最新ニュース一覧

記事バックナンバー




このページの先頭へ


nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
(C)2007,Nikkan Sports News.