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中京初戦敗退、投の2枚看板悔し

初戦で敗退し、くちびるをかむ中京の川口
初戦で敗退し、くちびるをかむ中京の川口

<センバツ高校野球:中京4-5千葉経大付>◇25日◇1回戦

 中京(岐阜)が初戦で姿を消した。先発した右腕・川口尊(3年)が1点リードの6回裏2死二、三塁から痛恨のボークで同点。8回からリリーフした左腕・小亦哲(3年)が代わりばなに連打で決勝点を許した。投の2枚看板を武器に上位進出を狙っていたが、本来の力を発揮することができなかった。

 右のエース川口が、甲子園の魔物に飲み込まれた。6回裏2死二、三塁。2人の走者を背負っているにもかかわらず、無意識に振りかぶろうとした。はっと気づいて動きを止めたところで「ボーク」を宣告された。三塁走者が生還。4-4の同点に追いつかれた。「心にスキができてしまった」と悔やんだが遅かった。

 同点の8回から救援した左腕・小亦も、本来の姿ではなかった。「力が入ってなかった。球にばらつきがあった」。先頭打者にいきなり左前打を浴びた。続く打者にはストレートをジャストミートされ、センターオーバーの適時二塁打。これが決勝点となった。

 雨天順延にペースを乱されていた。前日24日の第3試合が中止となり、この日の第1試合に組み込まれた。午前8時30分開始は練習試合も含めて初めて。午後8時30分に就寝し、寮の起床時間より2時間早い午前4時30分に起床した。全員で朝風呂に入り、気合を込めて乗り込んだが空回り。小嶋雅人監督(49)が3年生だった75年夏に雨天順延をはさんで8強入りしたことがあったが、そんなジンクスも効果はなかった。

 4年ぶりのセンバツ勝利はならなかったが、両左腕は早くも夏の甲子園に目を向けた。川口は「また甲子園に来たい」と力強く話した。小亦も「何倍も練習して絶対的なエースとして戻ってきたい。今度は(背番号)1番を取って先発したい」と話した。小嶋監督は「夏に向けてピッチャーも精度を上げないといけない。これからはもう1度甲子園に帰りたいという気持ちで練習してくれるでしょう」と投手陣の成長を期待した。【桝井聡】


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