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大金星!室戸がV候補の報徳破る

<センバツ高校野球:報徳学園1-2室戸>◇25日◇1回戦

 室戸が“台風の目”になった。優勝候補を5安打1失点に抑えたエース森沢祐太(3年)は両手でガッツポーズ。「僕は近田選手より全然下。気持ちでカバーした」。大金星に三塁側アルプスが揺れた。

 過疎に苦しむ岬の街に希望を届けた。地域活性化のために武井啓平前市長(66)が「室戸高を甲子園へ」を公約に掲げて、98年に野球部の育成会を組織。部の遠征費や設備費を街ぐるみで援助してきた。この日も地元からバス49台、人口の1割以上にあたる1919人が集結。昨年12月で退任した武井さんは「いい町おこしになる」と目を細めた。

 1点差に迫られた7回一死二塁では遊撃手の柳弘が横っ飛びでライナーを好捕して併殺とした。9回無死の大飛球も右翼の中山主将が飛びついた。地元の期待にチーム一丸でこたえた。横川監督は「地域と一体になれた結果」。毎年5回前後、全員で室戸岬の清掃活動を行うナインがやってのけた、特大の“恩返し”。中山は「この勢いで日本一になる!」と気勢を上げた。


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