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関西王者報徳が初戦で涙/センバツ

室戸に敗れ悔しそうな表情で甲子園を去る報徳学園の近田(撮影・藤尾明華)
室戸に敗れ悔しそうな表情で甲子園を去る報徳学園の近田(撮影・藤尾明華)

<センバツ高校野球:報徳学園1-2室戸>◇25日◇1回戦

 16歳の甲子園デビューはほろ苦かった。報徳学園の近田怜王投手(2年)は9回を投げ、9奪三振で2失点。エースの役割を果たしたが、勝利の女神はほほ笑まなかった。「スタミナのなさ、力のなさを感じた。優勝候補の意識はなかったけど、勝ちたかった」。大会NO・1といわれた左腕が早くも姿を消した。

 3回表無死一、二塁、室戸打線から3者連続三振を奪ってピンチを切り抜けた。コースぎりぎりを突く正確な制球。この日は最速142キロで、直球にキレがあった。7回表は疲れからコースが甘くなり、2本のタイムリーを浴びた。経験不足から相手の流れを止められなかったが、その裏には自ら右中間を破る二塁打を放ち、1点を返した。投打で逸材の片りんを見せた。まだ3度甲子園に行くチャンスがある。「やるべきことが見つかった。スタミナアップとか」。負けた経験を糧にし、成長した姿を夏に見せる。


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