センバツ高校野球

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菊川エース田中に完封指令「勝ちます」

エース同士が握手。仙台育英・佐藤由投手(左)と常葉学園菊川・田中投手
エース同士が握手。仙台育英・佐藤由投手(左)と常葉学園菊川・田中投手

 さあ出陣だ! センバツ高校野球は23日に開幕。3年ぶり2度目の出場の常葉学園菊川は、大会初日の第3試合(午後3時20分開始予定)で仙台育英(宮城)と対戦する。22日は午前に開会式リハーサルに参加し、午後は豊中ローズ球場で約2時間の最終調整を行った。森下知幸監督(46)は、田中健二朗投手(3年)の先発を明言。エース左腕に命運を託す。

 エースに完封指令が下った。森下監督は練習後に「先発は田中でいきます。求める投球? 完封です。今日は絶不調でしたが、(試合では)あまり関係ないでしょう」と話した。相手先発はプロ注目右腕の佐藤由規投手(3年)が有力。強力打線を擁するものの、ロースコアの投手戦を予想。「あまり点は取れないでしょうから」と、エースの奮起を期待した。

 田中はブルペンで打者を立たせて31球を投じた。制球の良さが持ち味だが、この日は変化球が高めに抜ける場面が目立った。何度もモーションを止めながら足の上げ方を確認。練習後には、早実・斎藤佑樹投手も甲子園期間中に使った高気圧酸素カプセルでの疲労回復に向かった。「何で変化球が悪かったのか分からない」としながらも「明日は大丈夫です。勝ちます。できれば完封したいけど、とりあえず勝てばいい」と意気込みを語った。

 投球練習を見守ったバッテリー担当の佐野心部長(40)は、田中の調整ぶりに自信を見せた。「今日は最終的なフォームチェックだけ。ボールはどうでもいい。すべて完了。準備はできた」。田中を援護する打線も、佐藤由対策で150キロに設定された打撃マシンに慣れてきた。甲子園練習では120メートル弾を放った石岡諒哉(3年)は「みんな(バットが)振れてきた」と捕手の目で冷静に分析した。

 すでに応援バスには40台、約2000人分の予約が入っている。「手前みそかもしれないけど」と前置きした上で、森下監督が「甲子園練習を見ていて、ウチはレベルが高いと思った」と自信を持つ常葉菊川。県民の後押しを受け、3年越しで初戦突破を果たす。【斎藤直樹】


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