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常葉菊川、春夏連覇ならず/夏の甲子園

<全国高校野球選手権:広陵4-3常葉学園菊川>◇21日◇準決勝

 史上6校目の春夏連覇の夢は破れたが、常葉学園菊川はセンバツ王者にふさわしい粘りを見せた。3点を追う9回2死。今大会のラッキーボーイ伊藤慎悟内野手(2年)が「ここからでも点を取るんだ。絶対ホームまでかえろうと思っていた」と左前打で出塁。続く代打の小林研斗内野手(3年)の適時二塁打で2点差。1番高野敬介中堅手(3年)の中前適時打で1点差に迫ったが反撃はここまで。静岡大会から通算7度目の逆転はならなかった。

 それでもセンバツ5試合を、わずか1犠打で制した攻撃的スタイルを貫いた。8回裏無死一、二塁。相手捕手が投球をはじき走者はスタート。三塁憤死も、森下知幸監督(46)は「(二塁走者の)高野のいい判断」と話した。打者は常にフルスイング。バント中心の「甲子園戦法」を覆し、3回戦の伊藤の代打同点3ランなど、ミラクル逆転劇が生まれた。連覇は逃したが、甲子園に新風を吹き込んだ。【斎藤直樹】

[2007年8月22日9時50分 紙面から]

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