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阪口監督「L」の約束守る/夏の甲子園

新潟明訓対大垣日大 初のベスト8進出を決めた大垣日大・阪口監督(左端)はナインとともに笑顔をみせる(撮影・藤尾明華)
新潟明訓対大垣日大 初のベスト8進出を決めた大垣日大・阪口監督(左端)はナインとともに笑顔をみせる(撮影・藤尾明華)

<全国高校野球選手権:新潟明訓3-8大垣日大>◇18日◇3回戦

 前代未聞のパフォーマンスがリベンジ開始の合図だった。お立ち台で、大垣日大・阪口監督がインタビュアーの質問をさえぎった。「ちょっと約束があるんです。みんな見てるかあ~」。いきなり右手でLの文字を作り、アゴの下で決めポーズ。指揮官に続けと、汗だくのナインも同じポーズで雄たけびを上げた。

 LOVEの「L」で運命の糸が49年ぶりにつながった。宿舎から甲子園に向かうチームバスの車中。準優勝したセンバツ同様に、この日もカラオケ大会で盛り上がった。締めの1曲は控え部員の小林拓也(2年)が歌う。モーニング娘。のヒット曲「LOVEマシーン」だ。63歳の阪口監督は歌い手も曲も知らないが、振り付けだけは一緒にする。「よし、今日勝ったら、インタビューでやってやる」。そして試合直前には、準々決勝の相手が常葉学園菊川に決まった。新チーム結成から公式戦は2敗だけだが、いずれも隣県のライバルにつけられたものだ。

 監督との約束とリベンジでナインは発奮した。4回まで毎回の7得点で勝負を決めた。エース森田貴之(3年)は新潟明訓を8回1/3を2安打無失点に抑えた。「(常葉は)3度目の対戦。もう負けたくない。春に比べても、球速は上がっている。攻めていきたい」と意気込んだ。センバツ決勝カードの夏再現は実に49年ぶり3度目。過去2回はともに春の王者に軍配が上がっている。「森田の球がはじき返されるか、バットをはじくか、そこがおもしろいねえ」と阪口監督は不敵に笑った。【田口真一郎】

[2007年8月19日9時50分 紙面から]

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