今治西・熊代2安打完封/夏の甲子園
<全国高校野球選手権:今治西1-0近江>◇15日◇2回戦
マウンドで跳ねるような躍動感も、打者への気迫も、最後まで変わらなかった。今治西のエース熊代聖人(3年)の被安打は初回と9回の2本。1-0で近江(滋賀)に完封ちした。甲子園5勝目。「みんなが守ってくれたおかげです」と感謝した。
175センチ、73キロと細身でも、足腰の強さには自信がある。背の高さも体重も上回る友近拓也部長(28)を体育授業の柔道で、きれいに畳に投げたことがある。この冬場、10~30キロの長距離走、100メートルダッシュ、20メートルダッシュのメニューを日替わりで、さらに足腰を鍛えた。1日のメニューを終えるころ、余力もない状態で倒れ込む。苦しかった練習が、今は力になり、自信になった。
援護は、笠原綾太内野手(3年)が6回の適時打で挙げた1点。前夜、笠原の帽子の裏の当て布に「頼むぞ! オレらは今西最強コンビ」と書き込んだ。親友がくれた1点を守り抜いた。
[2007年8月16日9時54分 紙面から]
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