このページの先頭




共通メニュー


共通メニュー

ホーム > 高校野球 > 全国高校野球選手権 > ニュース



常総学院に木内氏が現場復帰/夏の甲子園

延長の末に京都外大西に敗れ、泣き崩れるエース清原(右端)と常総学院ナイン。左から2人目は持丸監督(撮影・加藤哉)
延長の末に京都外大西に敗れ、泣き崩れるエース清原(右端)と常総学院ナイン。左から2人目は持丸監督(撮影・加藤哉)

<全国高校野球選手権:京都外大西5-3常総学院>◇13日◇2回戦

 甲子園通算40勝、全国制覇もした名将、常総学院(茨城)の前監督・木内幸男氏(76)が同校の監督に復帰することが13日、明らかになった。この日の初戦は京都外大西に延長12回、2度同点に追いつきながら最後は3-5で敗れ、持丸修一監督(59)の退任が決まった。木内氏は春夏通算20度甲子園に出場。03年に同校を日本一に導いたのを最後に勇退した。05年9月からは総監督としてチームにかかわってきたが、「木内マジック」といわれた采配が再び現場復帰することになった。

 木内氏が4年ぶりに監督復帰する意向を固めた。野球部に強い影響力を持つ同校関係者は「持丸監督は今日で退任することになる。木内監督に復帰してもらうことになった。木内監督本人も了承している。日本一を取り返すために、現場に戻ってもらう」とした。同校の桜井富夫理事長も了承している。実質今日から新体制がスタートする。

 この日は京都外大西に初戦敗退した。宿舎で取材に応じた持丸監督は「私は辞めます。試合後の会見では頑張った選手に悪くて言えなかった。理事会を開く必要もない。大会前から選手たちにも伝えていました」と話した。持丸監督は木内監督が勇退した03年秋から指揮を執った。昨夏に続く初戦敗退に「甲子園で1勝もできなかったのが残念。できれば木内さんみたいに優勝して終わりたかった」と悔やんだ。

 木内氏の復帰は、甲子園で勝つチームをつくることを最大の目標にしている。同氏は取手二を率いて84年夏に県勢初優勝。同年に常総学院の監督に就任し通算で甲子園優勝3回、準優勝2回の実績を誇る。「木内マッジック」と称された独特の攻撃的采配で、選手の能力を引き出した。勇退が決まって臨んだ03年夏は、日本一に輝き有終の美を飾った。

 この日の試合は一塁側スタンドで観戦した。「まじめに行き過ぎて優等生の野球になっていた。エースと心中ではダメ。もっと勝つ手を打って欲しかった。私立の監督は我が道を行くだけではいけない。もっと厳しい采配が必要」と苦言を呈した。今後については「毎年大会後に反省会を開く。(監督交代は)議題には挙がるでしょう」と話した。

 76歳という高齢での現場復帰に体調面の不安もあるが、同関係者は「病気も治っているし、今は大丈夫」と話す。常総学院の選手たちは14日に帰京する。日本一奪回に向け、センバツ出場がかかる秋季大会から新生常総学院がスタートする。

[2007年8月14日9時50分 紙面から]

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

注目トピックス



著作権について