| 山形大会優勝:日大山形(2年連続15度目) | |||
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| 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表 |
| 55校(前年比-1) | ダウンロード(43KB) | 上山明新館 | 日大山形 |
7月27日付紙面
日大山形V2
優勝を決め、歓喜の輪をつくる日大山形ナイン(撮影・栗山尚久)
| 日大山形Vへの足跡 | ||
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| 2回戦 | 7-0 | 山形南 |
| 3回戦 | 5-1 | 米沢興譲館 |
| 準々決勝 | 7-0 | 東海大山形 |
| 準決勝 | 1-0 | 酒田南 |
| 決勝 | 6-4 | 羽黒 |
<山形大会:日大山形6-4羽黒> ◇7月26日◇山形市
日大山形が羽黒に6-4で逆転勝ちし、2年連続15度目の優勝を飾った。3点を追う7回裏に4連打を含む5安打、打者10人の猛攻で一挙5点を奪った。昨夏甲子園で県勢初の8強入りを果たしたメンバー、舟生(ふにゅう)源太中堅手(3年)が同点に追い付く2点三塁打を放ち、阿部拓也投手(3年)が粘り強く完投した。昨年は斎藤佑樹投手(早大1年)擁する早実に準々決勝で敗れたが、今年はさらに上を目指す。
最後の打者を三ゴロに打ち取った。エース阿部は両腕を高く掲げた。同点打の舟生が、決勝打の岡崎剛典右翼手(3年)が涙ながらにマウンドに駆け寄り、抱きついた。前日25日の準決勝(酒田南)延長12回サヨナラ勝ち。そして決勝の逆転勝ちと、苦しんでつかんだ2年連続の甲子園切符。荒木準也監督(35)は「選手たちが1試合ずつ進化した」とたたえた。
逆転劇は終盤だった。2死満塁のピンチを切り抜けた7回裏。敵失後、阿部が左中間を破る適時二塁打で反撃ののろしを上げた。阿部は三塁で憤死したが、なおも2安打と暴投で1死二、三塁。今大会不調だった3番舟生が同点三塁打、5番岡崎が決勝適時打を放ち一気に畳み掛けた。普段は冷静な荒木監督でさえ「熱くなって誰が打ったか覚えていない」と振り返ったほど、鮮やかだった。
エース阿部は、前日に157球を投げ抜いた。試合後、市内施設にある高圧酸素治療器に1時間入ったが「カプセルに入っていなかったら、もっと疲れがひどかったと思う」と言うほど疲れていた。3回に逆転されると、4回には羽黒4番の佐藤優にソロ本塁打を浴びるなど4失点。だがエースは仲間の反撃を信じていた。「(失点は)しまったなとは思ったけど、強い気持ちを持っていられた」と、その後は持ち前の粘り強い投球で、逆転勝利を手繰り寄せた。この日147球、2日間で304球の熱投だった。
昨夏は県勢初の甲子園8強も、準々決勝で斎藤擁する早実に2-5と惜敗した。3回戦までに503球を投げていた阿部はリリーフ待機し、登板は1/3回のみだった。「投げたかった。今年は1人で投げ抜きます」と言い切った。
今春は特待生問題に揺れた。春季大会はメンバーが多く入れ替わり県4位。対外試合が禁止された期間は、紅白戦や猛練習で鍛えた。荒木監督が「野球の神様が味方してくれると信じて、魂を練習に込めた」と語った成果が、大一番で発揮された。小山田嵩弥(たかひろ)主将(3年)は、甲子園の目標を「日本一です!」と言い切った。日大山形の熱い夏は、まだ終わらない。【大友陽平】



