| 佐賀大会優勝:佐賀北(7年ぶり2度目) | |||
|---|---|---|---|
| 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表 |
| 41校(前年比±0) | ダウンロード(41KB) | 鳥栖 | 佐賀商 |
7月25日付紙面
佐賀北、先発全員安打11点V
歓喜に沸く三塁側応援スタンドに勝利報告する佐賀北ナイン(撮影・多田篤)
| 佐賀北Vへの足跡 | ||
|---|---|---|
| 2回戦 | 8-1 | 厳木 |
| 3回戦 | 7-2 | 鳥栖工 |
| 準々決勝 | 5-3 | 佐賀西 |
| 準決勝 | 8-3 | 佐賀商 |
| 決勝 | 11-0 | 鹿島 |
<佐賀大会:佐賀北11-0鹿島> ◇7月24日◇みどりの森
佐賀北が鹿島を17安打の猛攻で大差で下し7年ぶり2度目の甲子園切符。チーム最高打率の5割男、3番副島浩史(3年)の先制打で勢いに乗った。
グラウンドの中でも外でも「全員野球」を貫いた佐賀北が、先発全員安打で7年ぶりの全国切符をつかんだ。派手さはないが、しぶとく食らいつく佐賀北打線が重ねたヒットは17本。「副島のタイムリーが大きかったですね」。百崎敏克監督(51)がほめた先制打の3番副島浩史(3年)は、今大会18打数9安打。3回2死三塁で放った左前打に「タイミングをずらされたけど、良い所に落ちてくれました」と、はにかんだ。秋、春の県大会は合計3試合で無安打に終わり、4番を外された。夏の大会直前まで不振は続いたが、同学年の控え部員が早朝、昼休み、夜の自主練習に付き合ってくれた。「納得いくまで球を放ってくれた仲間のおかげで、打つポイントがつかめた」。チーム最高打率の5割男は、ベンチ外の仲間に感謝しきりだった。
硬式経験者は皆無、軟式で全国大会を経験したのも副島だけのチームを、百崎監督は公立校らしい手法で導いた。「県立校は練習量ではなく、中身で勝負するしかない」。神埼を率いて01年の春夏連続甲子園を経験した監督は、練習では基礎と守備を重視し、学業を強化することで精神面を鍛えた。5教科の平均点ランキングを、学年ごとに部室に張り出す。成績上位の部員は、下位の部員に勉強を教える。練習がないテスト前の週末は、弁当持参で一日中、学校で勉強会だ。野球の得意な者、勉強の得意な者。部員同士が認め合う心が結束を促し、野球ができる時間を楽しみに待つ姿勢も生まれた。
長くて1日3時間の全体練習に集中し、甲子園をつかんだナインに、試合終了後、指揮官は拍手を送った。5試合目にして初の無失点試合。「今日は良かったが、守りは全国で勝てるレベルに達していない。甲子園で北高の校歌を歌う、最初のチームにしたい」。指揮官は出場2度目での1勝に照準を定めた。【佐藤千晶】



