| 大分大会優勝:楊志館(初) | |||
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| 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表 |
| 51校(前年比−2) | ダウンロード(43KB) | 森 | 鶴崎工 |
7月26日付紙面
楊志館悲願、南の2ランで達成
大分工対楊志館 決勝本塁打を放った右翼手の南(右端)は歓喜の輪へ笑顔で加わる(撮影・多田篤)
| 楊志館Vへの足跡 | ||
|---|---|---|
| 1回戦 | 10-0 | 日田三隈 |
| 2回戦 | 7-0 | 豊後大野連合 |
| 3回戦 | 3-2 | 大分上野丘 |
| 準々決勝 | 4-1 | 大分防府 |
| 準決勝 | 7-0 | 大分雄城台 |
| 決勝 | 7-2 | 大分工 |
<大分大会:楊志館7-2大分工> ◇7月25日◇新大分
楊志館が5番南圭介(2年)の2戦連発となる左翼越え2ランなどで大分工を破り、春夏通じて初めての甲子園切符を手にした。最速140キロの控え投手ながら、今大会は外野出場のみで打撃に専念。よく食べ、よく飲み、よく眠る16歳のパワーで全国舞台に挑む。
今大会3本塁打で高校通算16号とした南の打球は、急成長を象徴するように、速く、鋭く、左翼芝生席中段に突き刺さった。「真ん中低めのスライダー。弾道が低かったので、入れ! と思いながら走りました」(南)。2試合連続の2ランは、同点に追いつかれた直後の5回裏2死一塁で出た貴重な勝ち越し弾。宮地弘明監督(35)は「打席に入る前は、特に何も話しませんでした。思い切りの良いスイングができる子ですから」。最速140キロ、チームではエース甲斐大樹(3年)に次ぐ快速右腕を、5番右翼で打撃に専念させた成果が出た。
177センチ、84キロ。がちっとした体は「暇さえあれば何か食べている」と母祥子さん(40)も笑う食欲と、筋力トレのたまものだ。タン塩が大好物で、外食先で頼むライスは常にメニュー最大サイズ。同時進行でウーロン茶を大ジョッキに7、8杯飲む。ラーメン店で替え玉8回した直後に、お茶漬けサラサラ。登校時には、おにぎり5個と巨大弁当箱を持参するが、野菜が大の苦手で、おかずは肉、チーズ、ソーセージが中心だ。「エンゲル係数なんて、怖くて計算できません」。母を苦笑させる大食漢は、今オフ4キロ増量したが、胸板や下半身などに筋肉がついて、ウエストには変化がなかった。別府市の自宅に引かれた温泉で毎日の疲れを取り、たまの休みは18時間連続睡眠で充電する。
大会直前に流した涙が、南の集中力を増した。同学年の女子マネジャーが病気で入院すると知って、泣きながら帰宅。ホームランボールを贈り、甲子園に連れて行くと誓った。16日の2回戦。3回2死一、二塁で打席に入り、カウント2-1で雷のため中断したが、1時間後に再開すると2-3まで粘り、新大分球場の左翼場外へ夏1号を放った。「甲子園でも、チームに貢献できる打撃がしたい」。お見舞いのホームランボールを、3個で終わらせるつもりはない。【佐藤千晶】



