このページの先頭




共通メニュー


共通メニュー

ホーム > 高校野球 > 全国高校野球選手権 > 地方大会 > 北北海道大会優勝記事



北北海道大会優勝:駒大岩見沢(9年ぶり3度目)
参加校 組み合わせ表 春季大会優勝校 昨夏代表
123校(前年比+6) 北北海道大会(29KB)
地区大会(175KB)
駒大苫小牧 白樺学園

Get Adobe Reader
※組み合わせ表は、pdf(portable document format)形式です。
pdfを見るためには、アドビシステムズ社のアクロバットリーダーが必要です。
pdfファイルをご覧頂くために「get acrobat reader」のボタンで、adobe acrobat readerをダウンロードして下さい。


7月21日付紙面

駒大岩見沢が「北」初制覇

試合終了後、スタンドの声援に体いっぱいに応える駒大岩見沢ナイン

試合終了後、スタンドの声援に体いっぱいに応える駒大岩見沢ナイン(撮影・長島一浩)

駒大岩見沢Vへの足跡
空知地区
2回戦
4-0 滝川工
空知地区
代表決定戦
11-0 滝川
北北海道
2回戦
16-0 帯広三条
北北海道
準々決勝
4-0 帯広工
北北海道
準決勝
3-1 中標津
北北海道
決勝
9-2 旭川実

<北北海道大会:駒大岩見沢9-2旭川実> ◇7月20日◇旭川市

 駒大岩見沢が北北海道大会初制覇を果たした。旭川実を9-2で破り、南北海道代表として出場した98年以来、9年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。「ヒグマ打線」が1回から爆発し、犠打と死球を挟む6連打で一挙4点。今大会屈指の好投手、旭川実の北山大将(3年)を打ち崩した。53年ぶりの地区再編により、今年から参戦した北大会で南北海道で培われた実力を発揮。1試合平均8点の強力打線で、参加123校の頂点に立った。

 岡二塁手が旭川実最後の打者の飛球を両手で大切そうにつかむ。その姿を見届け、駒大岩見沢ナインが一斉に両腕を突き上げた。エース白崎に小野一塁手が飛び付く。松本捕手が両腕を広げ、2人ののど元にラリアットをかまして抱き付く。3人を中心に18選手がもみくちゃになりながら人さし指を立て、言葉にならない声を上げた。

 「ヒグマ打線」が北北海道でも牙をむいた。初回から大会屈指の好投手、北山に襲い掛かった。先頭の青山が右前打で口火を切る。1死二塁から3番及川が外角高めの直球を右中間へはじき返した。「北北海道NO・1投手からどうしても打ちたかった」。先制三塁打で火が付いた打線は止まらない。川野の死球を挟み、小野から4連打。4点を奪い一気に勝負を決めた。

 ここ10年で最多の1試合平均8得点の強力打線で勝ち上がった。南北海道では83年センバツ初出場から春7度、夏2度の甲子園出場と一時代を築いたが、99年春を最後に聖地から遠ざかった。今年から道高野連の加盟校数減少に伴う53年ぶりの地区再編で北北海道に参入。対戦校の包囲網をくぐり抜け、初年度で初制覇を果たした。佐々木啓司監督(51)は「環境が変わりコンディションづくりが難しかったが、選手がよく頑張った」とたたえた。

 打線爆発の影には綿密な情報収集があった。練習試合でも対戦のないチームのデータを集めるため、北大会1回戦から全16試合を指導者2人と1年生2人が観戦。バックネット裏でビデオを撮り、投手の球速をスピードガンで計った。佐々木監督の二男達也コーチ(23)が手書きでまとめ、選手に渡した。試合前夜には必ずミーティングで弱点を探り対策を練った。

 駒大岩見沢の名を再び全国へという思いだった。ここ5年で同じ「駒大」でも駒大苫小牧と立場が逆転した。片平主将は「昔は駒大と言えば岩見沢だったのに今は苫小牧。みんな口には出さないが悔しいと思っている」。決勝前日、2年生がホテルでテレビを見ているとニュースで北大会準決勝の模様が流れた。画面には「中標津-駒大苫小牧」の文字。及川は「名前を間違えられ、悔しかった」と振り返る。絶対に甲子園に行こうと気持ちを高ぶらせた。

 9年の長いトンネルを抜け、新たに北北海道の代表として3度目の夏の甲子園に乗り込む。ここまで北北海道勢は8連敗中。片平主将は「目標は日本一。駒大苫小牧に先にやられたから、やり返したい」と言った。狙うのは夏初勝利ではなく頂点しかない。【北尾洋徳】

 ◆駒大岩見沢と甲子園 過去、夏は2度出場で2敗。春は7度出場で7勝7敗で、通算成績は7勝9敗。初の甲子園出場となった83年春は、1回戦今治西(愛媛)4○1、2回戦久留米商(福岡)3○1、準々決勝で横浜商(神奈川)に0●2も8強進出。93年春は2回戦大府(愛知)3○2、3回戦世田谷学園(東京)3○1、準々決勝の八幡商(滋賀)12○4で同校最高成績となる4強入り。準決勝の上宮(大阪)戦は4-11で敗れた。

 ◆私立駒大岩見沢 1964年(昭39)4月創立。生徒数244人(女子61人)。野球部も64年に創部、甲子園は過去夏2度、春7度出場し、最高成績は93年春4強。部員数は93人(3年24人、2年37人)。野球部OBに本間満、佐藤誠(ともにソフトバンク)古谷拓哉(ロッテ)、スキージャンプ岡部孝信も同校。所在地は北海道岩見沢市緑が丘5丁目102。小山田秀康校長。


注目トピックス



著作権について