新潟明訓「被災者に勇気」/新潟大会

- 甲子園出場を決めた新潟明訓ナインは、歓喜の表情で応援席にあいさつに向かう
<高校野球新潟大会>◇1日◇決勝
7月16日に大地震に襲われた新潟は、新潟明訓が2年ぶり5度目の優勝を決めた。新潟県中越沖地震の影響で、同7月25日予定だった決勝が8月1日に順延。ライバル日本文理を12-3で破り、長橋和樹主将(3年)は「地震で被災された方にも感動と勇気を与えられるような試合がしたい」と甲子園での躍進を誓った。
漫画「ドカベン」のモデル校。試合を決めたのは172センチと小柄な2番打者“イワキ”だった。1-1と同点に追い付いた直後の2回無死満塁から、岩城惇外野手(3年)が逆転の右犠飛を放った。葉っぱをかむ漫画のキャラクター岩鬼は巨漢打者。「体格が全然違うけど、岩鬼みたいになれってよく言われました」とパワーアップに励んだ結果だった。勢いに乗ったチームはこの回一挙6点。12得点で攻め勝った。
4回戦では今回の地震で最も被害が大きかった柏崎市の柏崎総合を8-1で破った。新潟市にある新潟明訓の選手には、幸い被害者はいなかった。試合後は千羽鶴を受け取り、この日もスタンドに飾った。長橋主将は「甲子園にも持っていきたい。僕たちは新潟の代表ですから…」と思いを受け止めている。【前田祐輔】
[2007年8月2日10時6分 紙面から]
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