秩父農工科68-0で圧勝/埼玉大会

- 川本を68-0で下し、あいさつする秩父農工科の選手たちと得点を示すスコアボード。1回裏に30点、2回裏に25点を記録しているが、それぞれ20点以上の表示ができず2回に分けての表示となった
<高校野球埼玉大会>◇12日◇1回戦
埼玉1回戦で、秩父農工科が68-0の記録的スコアで川本に圧勝した。1回に30点、2回にも25点を追加するなどスコアボードに得点を表示しきれないほどの猛攻で、28四死球、38安打を浴びせて5回コールド勝ちした。
スコアボードにも収まりきれない秩父農工科の猛攻だった。初回、先頭の宮前尚志内野手(3年)の左翼越え二塁打が幕開けだった。6番田村将之外野手(3年)の左中間を破るランニング本塁打など1死を取られるまで26人が打席に立った。34人目の篠原直己捕手(2年)が三振してやっと1回が終了したが、16安打30点。電光掲示板は「20」以上を表示できず、苦肉の策として1回に「19」と2回に「11」を入れて試合を続行した。
2回にも大量25点を加え55点。3回からメンバー交代もあって2ケタ得点こそなかったが、3回に5点、4回にも8点を追加した。投げてはエース中島誠投手(3年)らが川本を無安打に封じた。36年の1回戦に豊岡実業が松山中(現松山)戦でマークした県大会記録の72-0には4点足りなかったが、記録的な大勝。シード校と対戦したこともあり昨秋、今春の県大会は1回戦で敗れていたチームにとっては、記録以上に大きな公式戦の勝利だった。
「3回あたりから気付いていた。超えたかった」と答える選手もいたが、木村茂雄監督(49)は「(記録を)意識はしていない。相手がどこであれ、試合をきちんとつくるという意味で最後まで全力で臨んだ」と話した。なお地方大会の最多得点記録は98年の青森大会2回戦で東奥義塾が深浦戦で記録した122-0になる。
[2007年7月13日9時42分 紙面から]
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