このページの先頭

2006年甲子園特集

ニッカンスポーツ・コム


click here!


ここから共通メニュー


ホーム > 野球 > アマチュア野球 > 第88回全国高校野球選手権 > 埼玉大会優勝記事




埼玉大会優勝 : 浦和学院(2年ぶり8度目)
■参加校 : 168校(-6) 
※()内の数字は前年比
組み合わせ(PDF)
■春季大会優勝 : 鷲宮
■昨夏代表 : 春日部共栄
※組み合わせ表は、pdf(portable document format)形式です。
pdfを見るためには、アドビシステムズ社のアクロバットリーダーが必要です。 pdfファイルをご覧頂くために「get acrobat reader」のボタンで、adobe acrobat readerをダウンロードして下さい。

7月30日付紙面

浦和学院2年ぶり8度目

<埼玉大会:浦和学院4-0鷲宮>◇7月29日◇県営大宮

誕生日にナインからプレゼントされたメッセージTシャツを着て胴上げされる浦和学院・森監督
誕生日にナインからプレゼントされたメッセージTシャツを着て胴上げされる浦和学院・森監督
浦和学院Vへの足跡
2回戦 3-2 和光
3回戦 7-1 浦和北
4回戦 9-2 城西大川越
5回戦 7-4 東和大昌平
準々決勝 6-5 花咲徳栄
準決勝 5-4 本庄一
決勝 4-0 鷲宮

 浦和学院が鷲宮のプロ注目剛腕・増渕竜義(3年)を攻略し、2年ぶり8度目Vを決めた。

 豪快に打ち返した。きりきり舞いさせた。決勝に立ちはだかる豪腕、強打の増渕竜を倒したのは、2人の2年生だった。まずは3番鮫島が流れを呼び込んだ。初回1死二塁塁から、甘い直球を完ぺきにとらえた。「自分でもびっくりした」という公式戦初本塁打は、右翼芝生席の上段で弾んだ。初出場に向け勢いに乗る鷲宮の出はなをくじいた。

 昨夏も1年生ながらレギュラー出場した。だが、準決勝の埼玉栄戦、好投手の木村の前に遊ゴロに倒れ、最後の打者になった。悔しさをバネにした努力は、最高の舞台で実を結んだ。

 背番号「18」の赤坂は、つかんだ流れを渡さなかった。2回、坂上林太郎(3年)からマウンドを引き継ぎ、計7回を1安打7奪三振に封じた。高校通算15本塁打の増渕竜とは、3度対戦。3、6回は得意のスライダーで空振り三振、8回は遊ゴロに抑えた。

 森士監督(42)は赤坂に「投打の軸」と期待をかけたが、大会前にアクシデントが起こった。5月、右ヒザに菌が入り化膿(かのう)、1か月間練習できなかった。38度の発熱もあり、一時は足を切断する可能性さえあった。医師には大会には間に合わないと通告された。それでも驚異的な回復力でメンバー入りし、決勝で本来の力を発揮した。「この場に立てたのも、世話をしてくれた人のおかげ」。野球ができることの喜びが好投につながった。

 歓喜に沸く三塁側スタンドの前で森監督は3度宙に舞った。ベンチに戻り、紺のTシャツを着てから再び3度舞った。「誕生日に選手がプレゼントしてくれたんですよ。いつもは監督室に飾ってあるんですけどね」。背中には選手の考えた言葉の刺しゅうが入っている。最後の一文は「この夏咲かせて見せる 俺等の花を」。言葉の通り、浦学ナインが甲子園に向かって花開いた。【小松正明】

 ◆浦和学院 1978年(昭53)創立の私立校。生徒数は2066人(うち女子880人)。野球部は学校創立とともに創部。夏の甲子園出場は2年ぶり8回目。OBに巨人清水、ヤクルト鈴木健ら。所在地はさいたま市緑区代山172。内藤英夫校長(64)。


 

ここから著作権について