| 南北海道大会優勝 : 駒大苫小牧(4年連続6度目) | |
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■参加校 : 141校(-1) ※()内の数字は前年比 南北海道大会組み合わせ(PDF) 各地区大会組み合わせ(PDF) |
■春季大会優勝 : 駒大苫小牧 ■昨夏代表 : 駒大苫小牧 |
駒大苫小牧・怪物田中で甲子園V3へ
<南北海道大会:駒大苫小牧11-1札幌光星>◇7月25日◇札幌円山

| 駒大苫小牧Vへの足跡 | ||
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| 室蘭地区2回戦 | 7-0 | 伊達緑丘 |
| 室蘭地区3回戦 | 8-1 | 苫小牧西 |
| 室蘭地区代表決定戦 | 10-0 | 伊達 |
| 南北海道1回戦 | 10-0 | 夕張 |
| 南北海道準々決勝 | 7-0 | 北海道栄 |
| 南北海道準決勝 | 3-0 | 北照 |
| 南北海道決勝 | 11-1 | 札幌光星 |
偉業への第1関門突破! 駒大苫小牧が11-1と札幌光星を圧倒し、史上初の南北海道大会4連覇(通算6度目)で甲子園出場を決めた。先発したエース田中将大(3年)が9回9安打1失点ながら、プロ注目右腕の底力で毎回の16三振を奪い、チームの公式戦の連勝記録を「44」に伸ばした。第88回全国高校野球選手権(8月6日開幕)で33年中京商(愛知=現中京大中京)以来、73年ぶり史上2校目の「3連覇」に挑む。
狙った獲物は逃さない。10点リードの9回表2死一、三塁。エース田中主将がカウント2-1から宝刀スライダーで札幌光星・岡田を空振り三振に仕留めた。この試合16個目のKマークで締めくくり「絶対に取ろう、と。最後は三振で終わりたいですから…」。勢い余って、くるりとホームに背中を向け、両拳を握りしめた。マウンド上で誰彼なく体をぶつけ合い、札幌・円山の空に歓喜の人さし指を突き上げた。
投球内容は万全じゃなかった。3者凡退は5回の1度だけ。6回1死から公式戦3本目となる本塁打を浴び、今夏の公式戦では35イニングぶりに失点した。「打たれてスイッチが入れ替わりました」。プロ注目右腕の本能が目覚める。テーマに掲げる「省エネ投球」を返上した。三振を奪うたびに「よっしゃー」とナインを鼓舞した。高校通算28勝目。「春に悔しい思いをして…。どん底からのスタートでした。夏に全員で優勝旗を返しに行こうと、悔しさをぶつけました」と振り返った。
卒業した前3年生の不祥事でセンバツ出場を辞退した。夏春連覇の夢を絶たれたチームは空中分解しかかった。引責辞任した香田誉士史監督(35)不在の状況で「覇気がなく、キレがなく、練習する気すらない選手がいました」と菊地浄元マネジャー(3年)は振り返った。このまま終わってしまうのか。危機感を募らせた副将が立ち上がった。本間篤中堅手、三木遊撃手を中心に計11人の副将が田中主将をサポートした。練習後、寮の一室に集まり、ヒザをつき合わせ、意見をぶつけ合った。田中主将は「あいつら本当に心強かった」と感謝した。
5月1日に香田監督が復帰。「夏春連覇」から「夏3連覇」に気持ちを切り替え、チームのベクトルの向きが1つになった。部員105人が心を1つに切磋琢磨(せっさたくま)を怠らなかった。激しいベンチ入り、定位置争いでチーム内が活性化。田中主将を軸に、公式戦44連勝の快進撃で4季連続の北海道大会制覇を果たした。香田監督は「監督として情けない時期がありました。選手たちがすごく頼もしかったです」と目を潤ませた。
さぁ、73年ぶりの偉業へ。地元兵庫に凱旋(がいせん)帰郷となる田中主将は「やるからには最後まで絶対に負けたくありません。最高の夏にできるよう、気持ちの入ったピッチングで相手を抑えたい」と夏3連覇を誓った。高校通算28勝1敗、340奪三振の絶対エースが全国のライバル校の前に立ちはだかる。【白船誠日】

