| 大分大会優勝 : 鶴崎工(17年ぶり3度目) | |
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■参加校 : 53校(+1) ※()内の数字は前年比 詳細速報 / 組み合わせ(PDF) |
■春季大会優勝 : 大分豊府 ■昨夏代表 : 別府青山 |
鶴崎工が9回2死から逆転V
<大分大会:鶴崎工7-6明豊>◇7月27日◇新大分

| 鶴崎工Vへの足跡 | ||
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| 2回戦 | 5-2 | 中津商 |
| 3回戦 | 11-10 | 津久見 |
| 準々決勝 | 6-1 | 大分雄城台 |
| 準決勝 | 4-2 | 楊志館 |
| 決勝 | 7-6 | 明豊 |
鶴崎工が9回2死から明豊を逆転し、89年以来17年ぶり3度目の甲子園切符を手にした。2点を追う9回表2死満塁。代打・岩田孝平(3年)が中前打で1点を返し、なおも満塁から続く橋本真司(3年)が同点の押し出し。そして9番志田至(3年)が、なんと左脇腹へ決勝死球。17人をつぎ込む「全員野球」で今大会4試合目の逆転勝ち。この勢いに乗って甲子園でもミラクルを巻き起こすつもりだ。
1点差に詰め寄った9回表2死満塁。鶴崎工8番橋本真司(3年)は、左打席の本塁寄りギリギリに立った。「とにかく、井門にプレッシャーをかけようと思った」。マウンドに立つ明豊・井門亮(3年)を見据え、160センチの体をぐっと縮めて構える。2-3から同点の押し出し四球を選ぶと、笑顔でバットを放った。続く9番志田至(3年)への3球目。左脇腹をかすめ、試合をひっくり返した。「井門は明らかに力が入っていたので、バットを短く持って構えていたら(体に)当たった」と、志田は笑顔で一塁へ駆けた。第1シードのプロ注目左腕を冷静に観察し続けた「目」が、今大会4度目の逆転を呼んだ。
5回からロングリリーフの和田慶(3年)は「監督の言葉を信じてきて、本当に良かった」と笑顔で9回裏を無失点で締めた。歓喜の輪の中心に立ち、指揮官と、無言で視線を交わす。試合中、何度もそうやってピンチを切り抜けた。「ピンチになったら、オレを見ろ。オレが自信を持って送り出したんだから、自分の仕事をすれば、最後には勝てる」。仲道弘晃監督(39)がナインに言い続けた言葉が、最後に生きた。1点差に詰めた適時打は、代打の岩田孝平(3年)が放った。2球連続ストライクで追い込まれた岩田に、伝令が走った。「言われたのは『慌てるな』だけ。時間が欲しかったから監督を見たら、分かってくれた」。1球見送った後、追撃打が出た。
2-10から逆転した3回戦(対津久見)の19人に次ぐ17人を起用しての優勝だ。「控えの選手も全員でぶつからないと、うちは勝てないから。みんな、本当によく頑張った」と仲道監督は目頭を熱くした。監督就任12年目で、自身初の甲子園に挑む。「これからも、強い心を持って粘るだけです」。創立100周年の母校を率い、甲子園でも粘りの全員野球を見せる。【佐藤千晶】

