| 茨城大会優勝 : 常総学院(3年ぶり10度目) | |
|---|---|
|
■参加校 : 109校(-5) ※()内の数字は前年比 組み合わせ(PDF) |
■春季大会優勝 : 土浦湖北 ■昨夏代表 : 藤代 |
常総学院3年ぶり、“持丸野球”で初の夏
<茨城大会:常総学院10-4水戸桜ノ牧>◇7月30日◇水戸市民

| 常総学院Vへの足跡 | ||
|---|---|---|
| 2回戦 | 12-5 | 笠間 |
| 3回戦 | 10-0 | 岩井西 |
| 4回戦 | 4-1 | 土浦三 |
| 準々決勝 | 3-1 | つくば秀英 |
| 準決勝 | 9-0 | 霞ケ浦 |
| 決勝 | 10-4 | 水戸桜ノ牧 |
茨城は常総学院が10-4で水戸桜ノ牧を振り切り、3年ぶり10度目の出場を決めた。
持丸監督修一(58)率いる常総学院が、3年ぶりに甲子園へ帰ってくる。ナインの手で大きく宙に舞った指揮官は「長かった。3年が30年くらいに感じた。今までで一番うれしい」。ホッと胸をなで下ろした。
前監督の木内幸男総監督(75)がネット裏で見守る中、存分に「持丸野球」を発揮した。1、3回、ともに先頭打者の大川裕士遊撃手(3年)が出塁すると、すかさず、2番関口大志外野手(3年)が犠打で走者を進めた。そして、4番小池翔大捕手(3年)の適時打で得点を奪い、序盤から主導権を握った。5点をリードした7回1死一、三塁の場面では、スクイズを敢行。ダメ押しの1点を取りに行った。「1点でも多く取って、絶対に勝ちたかった」と持丸監督。「木内マジック」とは違う、手堅い、オーソドックスな采配(さいはい)で、甲子園行きの切符をもぎとった。
就任後2年間、夏の甲子園に届かず、持丸監督は苦しんでいた。昨秋の県大会決勝(対土浦日大)、1点を追う8回無死一、二塁の好機で、指揮官が選択したのはバントではなく、強行策だった。「自分のスタイルではなかった。これまでの常総の野球に合わせてしまった」。結局、このチャンスを逃し、完封負けを喫した。今春の県大会は準々決勝で敗退。6月の土浦市内大会でも土浦一に敗れ「負けたら自分が責任を取るつもりだった」。背水の陣で臨んだ今夏は「どん欲に1点を大切にする野球をやる」と原点に戻ることを誓った。
「長い間お待たせしてすみませんでした」。スタンドに深々と一礼した持丸監督は、最高の笑顔を見せた。生まれ変わった常総学院が、甲子園で真の復活を遂げる。

