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2006年甲子園特集

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兵庫大会優勝 : 東洋大姫路(5年ぶり11度目)
■参加校 : 163校(-3) 
※()内の数字は前年比
組み合わせ(PDF)
■春季大会優勝 : 報徳学園
■昨夏代表 : 姫路工
※組み合わせ表は、pdf(portable document format)形式です。
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8月1日付紙面

東洋大姫路5年ぶり甲子園

<兵庫大会:東洋大姫路5-4神港学園>◇7月31日◇明石

東洋大姫路Vへの足跡
2回戦 18-0 香住
3回戦 4-2 関西学院
4回戦 9-1 明石北
5回戦 2-0 姫路工
準々決勝 9-1 市尼崎
準決勝 4-2 報徳学園
決勝 5-4 神港学園

 強烈な打球が一塁手のグラブを弾く。「うおー」。東洋大姫路の応援席は一斉に歓喜の渦に包まれた。9回裏、1点差を追いついてなお1死二、三塁。5番・柏原大輝外野手(3年)がサヨナラ適時打を放つ。その瞬間、二塁走者だったチームの大黒柱、3番・林崎遼内野手(3年)は涙を堪えきれなかった。

 最後の夏。序盤はスランプに陥ったが、準々決勝から2戦連発。この日も9回無死一、二塁から左前に値千金の同点適時打。4安打の活躍を見せた。今大会は30打数14安打7打点。「東洋の看板を背負って頑張れ」。今年4月に就任した堀口雅司新監督(40)の期待に見事に応えて見せた。

 7年前に母ひろ美さんが30歳の若さで他界。それからは父浩さん(37)と二人三脚で野球を続けた。「昔から泣き虫だったし、精神面が弱かった」と浩さん。父からは食わず嫌いが多いとしかられた。打撃不振に落ち込むとカツを入れられた。今大会中も2人でバッティングセンターに入り浸った。しったの裏にある父の愛情に林崎は応えたかった。「甲子園に出るよ」。大会前に天国の母と父に交わした約束を、しっかり守ってみせた。

 「少しはたくましさが増したかな」。浩さんはうれしそうに息子を称えた。東洋大姫路に入学後、1日8時間にも及ぶ猛練習を経て、林崎は逆境にも負けない強さを身につけた。涙はこらえられなかったが、成長した姿を見せた。「甲子園が決まったと父と母に報告します」。これ以上ない笑顔を、主砲は見せた。【佐井陽介】


 ◆東洋大姫路 1963年(昭和38年)創立の私立校。生徒数1379人(うち女子267人)。野球部は1963年創部。部員は66人。甲子園は夏11度目。春は6度出場。主なOBは元マリナーズ長谷川、現ヤクルトスカウトの宮本ら。所在地は姫路市書写1699。加藤文則校長(64)。


 

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