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2006年甲子園特集

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広島大会優勝 : 如水館(5年ぶり5度目)
■参加校 : 97校(+3) 
※()内の数字は前年比
組み合わせ(PDF)
■春季大会優勝 : 呉宮原
■昨夏代表 : 高陽東
※組み合わせ表は、pdf(portable document format)形式です。
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7月29日付紙面

如水館、迫田マジック!5年ぶり5度目V

<広島大会:如水館2-0崇徳>◇7月28日◇広島市民

崇徳を破り甲子園出場を決めた如水館ナイン(撮影・山岸満)
崇徳を破り甲子園出場を決めた如水館ナイン(撮影・山岸満)
如水館Vへの足跡
1回戦 10-0 油木
2回戦 7-1 庄原実
3回戦 7-6 広島工
4回戦 11-4 神辺旭
準々決勝 10-1 広島城北
準決勝 11-7 広島商
決勝 2-0 崇徳

 迫田マジックで如水館が優勝だ。全国高校野球選手権広島大会決勝戦は28日、広島市民球場で行われた。如水館が崇徳に2-0で勝ち、5年ぶり5度目の夏の甲子園出場を決めた。9番小松一也三塁手(3年)が全得点に絡む活躍。今年6月に投手に転向したばかりの背番号「10」奥川裕幸(3年)が完封勝利。迫田穆成(よしあき)監督(67)の「伏兵」の起用が当たり、如水館が頂点に立った。

 迫田監督は、整列し校歌を歌う如水館ナインを見つめながら、目を細めていた。「打てんかったっすね。でも、いつもブサイクな打撃や守備をする小松がラッキーボーイになってくれた。奥川もよく投げてくれた」と独特の言い回しで選手を誉めていた。それもそのはず。6月、投手に転向したばかりの奥川が高校入学以来、初の完封勝利。9番サードで抜擢した小松も活躍だ。

 崇徳を率いる26歳の藤本監督に対し、甲子園優勝経験のある名将が負けるわけにはいかない。「打たなくてもええ。エラーしてもええ。投手に5球投げさせることだけ考えろ」。監督の言葉で緊張がほぐれた小松は3回、四球を選ぶ。暴投で三塁まで進み、2番実政道世外野手(3年)の中犠飛で本塁を踏んだ。4回2死一塁では右前安打。一塁走者は捕手の走塁妨害もありホームイン。全得点に絡む活躍に「信頼を勝ち取りたかった」と笑顔だ。

 先発の奥川は、中学まで投手だったが、高校入学後は内野手。6月に投手に「復帰」したばかり。「急造」投手が踏ん張った。9回、1死満塁。ここで迫田監督は内野陣に前進守備を指令。決め球のスライダーで注文通り遊ゴロ。微妙な判定も6-2-3で併殺打。「気持ちだけは負けないようにと思った。完封? 最高です」と奥川は喜びをかみしめていた。

 今春の県大会と同じポジションは3人のみ。6月の大コンバートが成功し、甲子園への切符を手にした。「迫田マジック」でノーシードからつかんだ5年ぶり夏の甲子園。監督は「甲子園までには直さないといけんところがある」と先を見据えていた。奥川は「甲子園で対戦してみたいチーム? 駒大苫小牧の田中投手と投げ合ってみたい」と05年春以来の聖地に思いを馳せた。小松も「強いチームとやりたい」と力強く言った。名将の鋭い洞察力を武器に、如水館ナインは甲子園でも好勝負を展開する決意だ。【奈島宏樹】

 ◆如水館 1940年(昭和15年)に三原工として創立。93年に現在の校名になった。同年に野球部創部。甲子園出場は夏5度目。春は1度。生徒数は969人(女子は437人)。部員数は77名。主なOBはソフトバンク柳瀬、ノアに所属するプロレスラー橋誠。所在地は三原市深町1183番地。東風上清剛校長(65)。


 

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