| 広島大会優勝 : 如水館(5年ぶり5度目) | |
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■参加校 : 97校(+3) ※()内の数字は前年比 組み合わせ(PDF) |
■春季大会優勝 : 呉宮原 ■昨夏代表 : 高陽東 |
如水館、迫田マジック!5年ぶり5度目V
<広島大会:如水館2-0崇徳>◇7月28日◇広島市民

| 如水館Vへの足跡 | ||
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| 1回戦 | 10-0 | 油木 |
| 2回戦 | 7-1 | 庄原実 |
| 3回戦 | 7-6 | 広島工 |
| 4回戦 | 11-4 | 神辺旭 |
| 準々決勝 | 10-1 | 広島城北 |
| 準決勝 | 11-7 | 広島商 |
| 決勝 | 2-0 | 崇徳 |
迫田マジックで如水館が優勝だ。全国高校野球選手権広島大会決勝戦は28日、広島市民球場で行われた。如水館が崇徳に2-0で勝ち、5年ぶり5度目の夏の甲子園出場を決めた。9番小松一也三塁手(3年)が全得点に絡む活躍。今年6月に投手に転向したばかりの背番号「10」奥川裕幸(3年)が完封勝利。迫田穆成(よしあき)監督(67)の「伏兵」の起用が当たり、如水館が頂点に立った。
迫田監督は、整列し校歌を歌う如水館ナインを見つめながら、目を細めていた。「打てんかったっすね。でも、いつもブサイクな打撃や守備をする小松がラッキーボーイになってくれた。奥川もよく投げてくれた」と独特の言い回しで選手を誉めていた。それもそのはず。6月、投手に転向したばかりの奥川が高校入学以来、初の完封勝利。9番サードで抜擢した小松も活躍だ。
崇徳を率いる26歳の藤本監督に対し、甲子園優勝経験のある名将が負けるわけにはいかない。「打たなくてもええ。エラーしてもええ。投手に5球投げさせることだけ考えろ」。監督の言葉で緊張がほぐれた小松は3回、四球を選ぶ。暴投で三塁まで進み、2番実政道世外野手(3年)の中犠飛で本塁を踏んだ。4回2死一塁では右前安打。一塁走者は捕手の走塁妨害もありホームイン。全得点に絡む活躍に「信頼を勝ち取りたかった」と笑顔だ。
先発の奥川は、中学まで投手だったが、高校入学後は内野手。6月に投手に「復帰」したばかり。「急造」投手が踏ん張った。9回、1死満塁。ここで迫田監督は内野陣に前進守備を指令。決め球のスライダーで注文通り遊ゴロ。微妙な判定も6-2-3で併殺打。「気持ちだけは負けないようにと思った。完封? 最高です」と奥川は喜びをかみしめていた。
今春の県大会と同じポジションは3人のみ。6月の大コンバートが成功し、甲子園への切符を手にした。「迫田マジック」でノーシードからつかんだ5年ぶり夏の甲子園。監督は「甲子園までには直さないといけんところがある」と先を見据えていた。奥川は「甲子園で対戦してみたいチーム? 駒大苫小牧の田中投手と投げ合ってみたい」と05年春以来の聖地に思いを馳せた。小松も「強いチームとやりたい」と力強く言った。名将の鋭い洞察力を武器に、如水館ナインは甲子園でも好勝負を展開する決意だ。【奈島宏樹】

