| 福島大会優勝 : 光南(初出場) | |
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■参加校 : 93校(0) ※()内の数字は前年比 組み合わせ(PDF) |
■春季大会優勝 : 日大東北 ■昨夏代表 : 聖光学園 |
光南が創立11年目で悲願初V
<福島大会:光南4-2日大東北>◇7月30日◇あづま球場

| 光南Vへの足跡 | ||
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| 2回戦 | 7-4 | 田村 |
| 3回戦 | 8-7 | 会津 |
| 4回戦 | 10-8 | 福島東 |
| 準々決勝 | 7-5 | 白河 |
| 準決勝 | 11-8 | 湯本 |
| 決勝 | 4-2 | 日大東北 |
光南が日大東北を4-2で振り切り、開校、創部11年目で初優勝を飾った。2回に連続四死球と敵失などで2死満塁とし、主将の1番市川裕太左翼手が右前打、2番小林雅典二塁手(ともに3年)が左越え三塁打と連続2点適時打を放った。エース根本尚幸(3年)も要所を締めてこの4点を守り、6年ぶりの県立校制覇を果たした。
光南応援席が創部11年目の夏制覇に沸いた。今春、東北地区の21世紀枠候補に選ばれながら、センバツ出場を逃したナインは、実力で夏春通じて初めての全国切符をつかみ取った。
2点リードで迎えた9回裏2死。相手1番打者を右飛に仕留めたエース根本は、両腕を大きく突き上げてガッツポーズ。マウンド上で雄たけびを上げるナインと歓喜の輪をつくった。9安打2失点の根本は、今夏3試合目の完投勝ちに「自分が投げて勝ち取った優勝なので、とてもうれしい」とメモリアル勝利に酔いしれた。
準決勝まで、5試合で4本塁打を含む計66安打と、強打で勝ち上がってきたイメージが強いが、チーム一丸でつかんだ栄冠だった。過去7度の優勝実績を誇る日大東北に総力戦で臨んだ。2回表、2死から満塁から先制攻撃を仕掛けたのは1番市川裕太主将(3年)だ。カウント1-2からのスライダーを「狙っていた球ではなかったけれど、自然に体が反応した」とジャストミート。右中間を抜く先制2点適時打を放ち、チーム最初のガッツポーズでベンチを勇気付けた。続く小林雅典(3年)も走者一掃の左中間三塁打で続き、今夏チーム首位打者の実力を示した。最後は、市川主将、小林と表郷中からのチームメートで、日大東北を退校して1年遅れで入学した丸山洋平(2年)が、ウイニングボールをキャッチ。「一時は野球をやめようと考えていたが、光南で続けられてよかった」と笑顔を見せた。
市川主将を先頭にして「笑顔で行こうぜ」がチームの合言葉だ。「苦しい時でも笑っていれば、きっといいことがある」(市川主将)と信じて、毎試合実践してきた。昨夏後、右ひじを痛めて秋の公式戦登板がままならなかった根本は「頼もしい打線なので、思い切って投げられる」と野手陣を信頼。打撃陣も故障に苦しんだエースを全員でバックアップした。
就任2年目で監督として初体験になった決勝戦を制した菅波智之監督(36)は「いい選手たちに恵まれた。これだけ絆(きずな)の強いチームはない。この子たちの笑顔を見るのが大好きなので、今はとてもうれしい」と目頭を熱くした。
ナインは、苦しい時にも絶やさなかった笑顔を本物の笑顔で締めくくった。「この仲間で、もっと野球をやり続けたい」。光南ナイン全員の気持ちが初の甲子園での快進撃を期待させる。【佐々木雄高】

