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2006年甲子園特集

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福島大会優勝 : 光南(初出場)
■参加校 : 93校(0) 
※()内の数字は前年比
組み合わせ(PDF)
■春季大会優勝 : 日大東北
■昨夏代表 : 聖光学園
※組み合わせ表は、pdf(portable document format)形式です。
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7月31日付紙面

光南が創立11年目で悲願初V

<福島大会:光南4-2日大東北>◇7月30日◇あづま球場

優勝の瞬間マウンドに駆け寄り抱き合って喜ぶ光南ナイン
優勝の瞬間マウンドに駆け寄り抱き合って喜ぶ光南ナイン
光南Vへの足跡
2回戦 7-4 田村
3回戦 8-7 会津
4回戦 10-8 福島東
準々決勝 7-5 白河
準決勝 11-8 湯本
決勝 4-2 日大東北

 光南が日大東北を4-2で振り切り、開校、創部11年目で初優勝を飾った。2回に連続四死球と敵失などで2死満塁とし、主将の1番市川裕太左翼手が右前打、2番小林雅典二塁手(ともに3年)が左越え三塁打と連続2点適時打を放った。エース根本尚幸(3年)も要所を締めてこの4点を守り、6年ぶりの県立校制覇を果たした。

 光南応援席が創部11年目の夏制覇に沸いた。今春、東北地区の21世紀枠候補に選ばれながら、センバツ出場を逃したナインは、実力で夏春通じて初めての全国切符をつかみ取った。

 2点リードで迎えた9回裏2死。相手1番打者を右飛に仕留めたエース根本は、両腕を大きく突き上げてガッツポーズ。マウンド上で雄たけびを上げるナインと歓喜の輪をつくった。9安打2失点の根本は、今夏3試合目の完投勝ちに「自分が投げて勝ち取った優勝なので、とてもうれしい」とメモリアル勝利に酔いしれた。

 準決勝まで、5試合で4本塁打を含む計66安打と、強打で勝ち上がってきたイメージが強いが、チーム一丸でつかんだ栄冠だった。過去7度の優勝実績を誇る日大東北に総力戦で臨んだ。2回表、2死から満塁から先制攻撃を仕掛けたのは1番市川裕太主将(3年)だ。カウント1-2からのスライダーを「狙っていた球ではなかったけれど、自然に体が反応した」とジャストミート。右中間を抜く先制2点適時打を放ち、チーム最初のガッツポーズでベンチを勇気付けた。続く小林雅典(3年)も走者一掃の左中間三塁打で続き、今夏チーム首位打者の実力を示した。最後は、市川主将、小林と表郷中からのチームメートで、日大東北を退校して1年遅れで入学した丸山洋平(2年)が、ウイニングボールをキャッチ。「一時は野球をやめようと考えていたが、光南で続けられてよかった」と笑顔を見せた。

 市川主将を先頭にして「笑顔で行こうぜ」がチームの合言葉だ。「苦しい時でも笑っていれば、きっといいことがある」(市川主将)と信じて、毎試合実践してきた。昨夏後、右ひじを痛めて秋の公式戦登板がままならなかった根本は「頼もしい打線なので、思い切って投げられる」と野手陣を信頼。打撃陣も故障に苦しんだエースを全員でバックアップした。

 就任2年目で監督として初体験になった決勝戦を制した菅波智之監督(36)は「いい選手たちに恵まれた。これだけ絆(きずな)の強いチームはない。この子たちの笑顔を見るのが大好きなので、今はとてもうれしい」と目頭を熱くした。

 ナインは、苦しい時にも絶やさなかった笑顔を本物の笑顔で締めくくった。「この仲間で、もっと野球をやり続けたい」。光南ナイン全員の気持ちが初の甲子園での快進撃を期待させる。【佐々木雄高】

 ◆光南 1996年(平8)福島県初の総合学科として開校。創部も同年。生徒数791人(うち女子519人)。野球部員は69人。「自由・責任・創造」がスクールイメージ。制服は山本寛斎デザイン。校歌「朱雀の翼」は小椋佳作詞。主なOBはパリ世界陸上競歩代表の松崎彰徳。所在地は福島県矢吹町田町532。市川淳一校長(59)。


 

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