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2006年甲子園特集

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早実「作戦考え直す」/夏の甲子園

<全国高校野球選手権:駒大苫小牧1-1早実>◇20日◇決勝
 白球がバックスクリーンへ、ぐんぐんと伸びていった。1点ビハインドの8回1死三塁、早実・4番後藤貴司主将(3年)が駒苫・田中をとらえた。あわや、逆転弾か、の大飛球。ライトからの浜風にやや押され、フェンス直前で中堅手・本間篤に捕球されたが、犠飛には十分。主将が、試合を振り出しに戻した。「直球を狙った。入ると思ったが」と悔しさも見せた。
 準々決勝からの3連投となる斎藤を負けさせるわけにはいかなかった。相手エースは「北の怪物」田中。前日、就寝前に選手みんなでビデオで対策を練った。導き出された結論は「スライダーは20%しかストライクにならない」。ボールを見極め、引きつけて打つことを心掛けた。
 それでも、3回途中から登板した田中のスライダーは「想像以上だった」(小柳三塁手)。同点にこそ、追いついたものの追い越すことはできなかった。田中から7本のヒットを打ったものの、10三振を奪われ、9回から12回は3者凡退。
 激闘を終え、和泉実監督(44)は「田中君の直球は球速以上に速く、力強かった。作戦を考え直します」といった。3番・桧垣は「(再試合では)前半に点を取って、斎藤を楽にさせたい」2番の小柳は「田中を引きずり出して打って勝つ。僕らにはセンバツでの再試合の経験と自信がある」と言った。斎藤をどれだけ援護できるか。全国選手権第1回大会参加校の早実が深紅の大優勝旗を東京に持ち帰るためのカギとなる。【古川真弥】



 

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