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2006年甲子園特集

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智弁和歌山「空中戦」制す/夏の甲子園

智弁和歌山の橋本は大会55号となる左中間越え3点本塁打を放つ
智弁和歌山の橋本は大会55号となる左中間越え3点本塁打を放つ

<全国高校野球選手権:智弁和歌山13-12帝京>◇17日◇準々決勝
 7本のアーチが飛び交う球史に残る「空中戦」を、智弁和歌山がサヨナラで制し、4年ぶりの4強進出を果たした。8-4から一挙8点を奪われ、4点を追う立場となった9回裏無死一、二塁。4番橋本良平(3年)は「打たれたのは、僕がしっかりしていなかったから。甘い球が来たら、とにかくフルスイングする」。最後の守備で投手をうまくリードできず、8失点。試合を豪快にひっくり返され絶体絶命の状況に陥った。無心。甘く入った高めの直球をたたいた。打球は左中間スタンドへ。大会新記録となるチーム5本目の3ラン。これが帝京投手陣にプレッシャーとなった。
 奇跡は決して偶然ではない。智弁にとっての本塁打とは? 橋本は明快に答えた。「1球の怖さ、1本で逆転される怖さを相手投手に分からせるもの」。この日は7番馬場一平(3年)が2打席連発、2番打者の上羽清継(3年)でさえも、右翼中段近くまで飛ばした。そしてPL学園・清原(オリックス)にあと1本に迫る大会4号を放った広井亮介(3年)。豪打の秘密は徹底して「マシン特訓」だった。150キロから160キロ後半まで3年間、超速球を見詰め「やっと前に飛ぶようになった」と馬場は笑う。準決勝は駒大苫小牧戦。「田中は高校最高のピッチャー。真っすぐを狙いたい」と広井は宣言した。高校史上最強の打線が夏3連覇の夢を打ち砕く。【田口真一郎】



 

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