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2006年甲子園特集

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静商、最高の夏終わる…/高校野球

福知山成美に敗れた静岡商ナインは砂を拾う
福知山成美に敗れた静岡商ナインは砂を拾う

<全国高校野球選手権:福知山成美4-0静岡商>◇9日目◇14日◇甲子園球場◇2回戦
 32年ぶりに出場した静岡商が0-4で福知山成美(京都)に敗れ、3回戦進出はならなかった。2回表の先制機を併殺で逃すと、計4併殺を喫し、6安打完封された。エース大野健介投手(2年)は、7回を投げ12安打4失点。試合後は涙を見せたが、来年の甲子園に戻ってくることを決意していた。
 笑顔の静岡商が散った。試合前も試合中も、最後までナインは「野球を楽しむ」姿勢を貫いた。田中佑典二塁手(3年)は「昨秋から挑戦者の気持ちでやってきた。ここまで来られてよかった。最高の夏でした」。涙はすぐに乾き、力を出し切った者だけが得られる満足感があった。
 4点を奪われ、得意の小技を繰り出す展開に持ち込めなかった。惜しかったのは2回表。1死一、三塁から7番鈴木一輝(3年)が三塁前にセーフティースクイズしたが、三走稲口順弘(3年)のスタートが遅れて本塁憤死。さらに一走の増井裕哉捕手(3年)が三塁タッチアウトで併殺に。見城喜哉監督(46)は「試合の流れが決まった」と振り返った。
 32年ぶりの夏の甲子園は、県大会ノーシードからの快進撃だった。今春は中部地区大会で3回戦敗退し、4月の静岡との定期戦でも完敗。「選手も僕も開き直って」(同監督)迎えた夏だった。バントやエンドランの小技を磨き、1回戦の9犠打飛につなげた。県開幕戦で4失策すると守備を修正。甲子園では2試合でわずか1失策だった。
 エース大野は12安打4失点、7回で降板した。「松山(龍矢投手)さん、曽根(翔吾投手=ともに3年)さんと、ずっと一緒につらい練習をしてきた。マウンドを譲る悔しさはなかった。力がまだ全然足りない。また戻ってきたい」と涙をぬぐった。今夏に古豪復活の足場を固めた左腕は、早くも「コンビネーションを磨く」と新シーズンの目標を掲げた。来年は一回り大きくなって、必ず甲子園に舞い戻る。【斎藤直樹】



 

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