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2006年甲子園特集

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鶴崎工自慢の粘りで大物食いだ/高校野球

鶴崎工・池田はブルペンで力強い投げ込み。左は仲道監督(撮影・梅根麻紀)
鶴崎工・池田はブルペンで力強い投げ込み。左は仲道監督(撮影・梅根麻紀)

 第88回全国高校野球選手権(15日間)が6日、開幕する。3試合目には史上初の2度目の春夏連覇を狙う横浜(神奈川)と昨夏4強の大阪桐蔭(大阪)が対戦。東西の雄が大会初日で早くも激突する。第2試合目には17年ぶり3度目夏切符の鶴崎工(大分)が、強豪・早実と対戦。鶴崎工は県予選5試合中、4試合を逆転勝利でもぎ取った自慢の「粘り」を合言葉に大物食いを狙う。伊丹市の伊丹スポーツセンターで約2時間の最終調整。仲道弘晃監督(39)は「最後まであきらめない試合をしたい」と、意気込んだ。開会式は午前9時から行われる。
 ミラクルは起こすものだ。ギラギラと照りつける日差しに仲道監督のメガネも光った。「(早実と)対戦が決まったときは、厳しいなあ、と思ったけど、ここ(甲子園)に来て厳しくない戦いはありませんからね。持ち味の粘り強い戦い、最後まであきらめず、食らいついていきたい」。夏通算27回目の実力&伝統校を敵に回して、監督がビビッているわけにはいかない。
 筋書きのないドラマを県大会でも数々起こしてきた。5試合中、4試合が逆転勝利。8点差をひっくり返し、サヨナラ勝利した津久見戦もあれば、決勝戦の対明豊では8回裏に同点とされたが、9回に3得点。栄冠をつかんだ。「選手たちにはいつもベンチで言っているんです。試合では自分たちの都合のいいことばかりではないとね。先制しても逆転される。逆転されたら、また逆転すればいいだけ。だから最後まで粘れるんです」。そんな仲道監督のベンチでのささやきはナインにもしっかり以心伝心している。
 先発予定の池田隆司(3年)と、抑え役でもある和田慶主将(3年)はそろって約30球を投げ、決戦に備えた。和田は笑顔で言い切った。「強豪と戦えるし楽しみです。最後まで粘って相手にくらいついて行きますよ」。甲子園練習のビデオはあるものの、早実の試合ビデオは入手することができなかった。この日の練習でもスコアラーなど派遣もなし。ほぼノーデータ状態でぶつかることになる。
 「ビデオがないならないで、逆に変なことを考えないでいいかもしれませんからね」。練習を終えた仲道監督は汗をぬぐってニヤリと笑った。【佐竹英治】



 

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